2020年7月12日にABC朝日放送とAMEBATVで放送された第41回「ABCお笑いグランプリ」が例年以上にハイレベルだったので、その結果と感想&考察をまとめました。見逃し配信動画のリンクも張っておきますので、よろしければチェックしてみてください!
(※タレント名やコンビ名などは敬称略の場合があります)
- ◆「ABCお笑いグランプリ」とは?
- ◆「M-1グランプリ」との違いは?
- 第41回ABCお笑いグランプリ決勝【番組概要】
- ◆スペシャルネタ披露
- ◆「第41回ABCお笑いグランプリ」ファーストステージ
- ◆ファイナルステージ ネタ順抽選
- ◆「第41回ABCお笑いグランプリ」ファイナルステージ
- 【第41回ABCお笑いグランプリの感想と考察】
- 【第41回ABCお笑いグランプリ 見逃し配信動画】
- 【小ネタ】霜降り明星・粗品も涙!
- 【ABCお笑いグランプリ優勝者特番 見逃し配信動画】
◆「ABCお笑いグランプリ」とは?
1980年に「ABC漫才・落語新人コンクール」としてスタートした、歴代の受賞者にダウンタウン、ナインティナイン、中川家などが名を連ねる関西の若手芸人の登竜門的なお笑いコンテストです。
1989年に「ABCお笑い新人グランプリ」に改称され、それまでは関西を中心に活動するデビュー5年以内のコンビに出場資格が与えられていましたが、2012年に現在の「ABCお笑いグランプリ」にリニューアルされ、デビュー10年以内の全国のお笑い芸人が出場できる大会になりました。
◆「M-1グランプリ」との違いは?
漫才日本一決定戦である「M-1グランプリ」との大きな違いはピン芸、コント、漫才などジャンルを問わないお笑いコンテストであるということです。
また「M-1グランプリ」は結成15年以内のコンビに出場資格が与えられますが、「ABCお笑いグランプリ」はコンビ結成ではなく、デビュー10年以内である点が大きな違いで、メンバーのうちの誰かがデビュー10年を超えていると出場できない、あくまでも若手お笑い芸人のための大会です。
ただ2012年に出場資格がデビュー5年から10年に変更されてからは、それまでの「いきおいのある新人のための大会」という印象から、よりネタの完成度や技術が求められる「ネタや技術の確かな若手のための大会」に変化したように思います。
第41回ABCお笑いグランプリ決勝【番組概要】
第41回ABCお笑いグランプリ決勝
7月12日(日) 午後2時25分~午後5時25分(生放送)
ABCテレビ、ABEMATV
MC:山里亮太(南海キャンディーズ) 川添佳穂(ABCテレビアナウンサー)
◆スペシャルネタ披露
過去の大会で活躍したチャンピオンたちがネタを披露しました。コンテストではトップバッターがどうしても不利になってしまうので、会場をあたためておくことで出場者の出順によっての有利不利を少なくする効果が考えられています。
スペシャルネタ
第40回ABCお笑いグランプリ優勝:エンペラー
第38回ABCお笑いグランプリ& M-1グランプリ2018王者:霜降り明星
第32回ABCお笑いグランプリ決勝進出&M-1グランプリ2019王者:ミルクボーイ
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【ネタバレ注意】「第41回ABCお笑いグランプリ」の結果を知りたくない方はご注意ください!見逃し動画のリンクからAMEBATVで「第41回ABCお笑いグランプリ」をご覧ください。
◆「第41回ABCお笑いグランプリ」ファーストステージ
ファーストステージは決勝進出の12組がA、B、Cの4組3ブロックに分かれてファイナルステージへの進出を競います。それぞれのブロックで1位になった3組がファイナルステージに進出します。
【ファーストステージの審査方法】
各ブロックごとに7人の審査員が1~4位を決定
1位→10点
2位→5点
3位→3点
4位→1点
【審査員】
ハイヒール リンゴ
矢野兵頭 兵頭大樹
スピードワゴン 小沢一敬
陳内智則
アンタッチャブル 柴田英嗣
ダイアン ユースケ(西澤裕介)
かまいたち 山内健司
Aブロック
(※ABEMATV配信動画33:27あたりから)
出場者
世間知らズ(漫才)吉本興業
チェリー大作戦(コント) 吉本興業
からし蓮根(漫才) 吉本興業
オズワルド(漫才) 吉本興業
ファイナルステージ進出
画像引用元:https://www.asahi.co.jp/owarai/
オズワルド
ジャッジ(※決勝進出者に対する審査のみ公開されます)
リンゴ 2位
兵頭 3位
小沢 1位
陳内 1位
柴田 1位
ユースケ 2位
山内 1位
53点
Bブロック
(※ABEMATV配信動画00:33:27あたりから)
出場者
ベルサイユ(ピン芸)松竹芸能
カベポスター(漫才) 吉本興業
コウテイ(漫才) 吉本興業
そいつどいつ(コント) 吉本興業
ファイナルステージ進出
画像引用元:https://www.asahi.co.jp/owarai/
コウテイ
ジャッジ(※決勝進出者に対する審査のみ公開されます)
リンゴ 1位
兵頭 1位
小沢 1位
陳内 2位
柴田 1位
ユースケ 1位
山内 1位
65点
Cブロック
(※ABEMATV配信動画01:32:15あたりから)
出場者
フタリシズカ(コント)ワタナベエンターテインメント
滝音(漫才) 吉本興業
ビスケットブラザーズ(コント) 吉本興業
さや香(漫才) 吉本興業
ファイナルステージ進出
画像引用元:https://www.asahi.co.jp/owarai/
フタリシズカ
ジャッジ(※決勝進出者に対する審査のみ公開されます)
リンゴ 1位
兵頭 2位
小沢 2位
陳内 1位
柴田 1位
ユースケ 4位
山内 1位
51点
◆ファイナルステージ ネタ順抽選
改めて出順の抽選がスイカ割りによって行われました。決定した出順は以下のとおりです。
1.オズワルド(漫才)
2.コウテイ(コント)
3.フタリシズカ(コント)
◆「第41回ABCお笑いグランプリ」ファイナルステージ
(※ABEMATV配信動画02:06:05あたりから)
1.オズワルド(漫才)「想像息子」(※タイトルは仮)
画像引用元:https://www.asahi.co.jp/owarai/
2.コウテイ(コント)「怪盗ロゼロ」
画像引用元:https://www.asahi.co.jp/owarai/
(※ファーストステージは漫才、ファイナルステージはコントを披露しました)
3.フタリシズカ(コント)「心の声が聞こえる」
画像引用元:https://www.asahi.co.jp/owarai/
優勝は…
画像引用元:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/BerikuLTHgHpZu
コウテイでした!
画像引用元:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/BerikuLTHgHpZu
おめでとうございます!
【第41回ABCお笑いグランプリの感想と考察】
ファイナルステージは圧倒的なバカバカしさコウテイの圧勝という感じがしました。ハイヒール リンゴさんが何度もコメントされていたように「ツカミの早さ」がコンテストでは求められます。
オズワルドやフタリシズカはだんだんボケの行動・行動がおかしいことに気づき笑いが増幅していくジワジワ系のネタで、コンテスト用にブラッシュアップされてはいるのでしょうが笑いが起きるまで時間がかかります。その点でネタの頭でツカミ、バカバカしい笑いを重ね続けて爆笑を生み出したコウテイの勝利は明らかだったように思います。コンテストではネタの内容や技術はもちろんですが爆笑を生み出すことが必須だと思いますので、その点においてもコウテイが頭一つ抜けていたように思います。
ファイナルステージでは、バカバカしいネタで、ドタバタの早着替えをやっていたコウテイですが、下ちゃんが最後に去っていく時の動きがメチャクチャ上手く、芝居も上手いんだなと改めて関心してしまいました。漫画みたいなキャラクターで顔芸も使い勝手が良いですし、ファーストステージは漫才、ファイナルステージはコントでタイトルを得たコウテイはこれからますます活躍することでしょう。
【個人的採点表】
個別のジャッジが公開されていませんので審査員の採点はわかりませんが、僕が観ながらつけた採点は以下のような感じでした。ちなみにオズワルドの93点は基準点の意味合いもあり、やや抑え気味の点数です。
オズワルド 93
コウテイ 95
フタリシズカ 92
またファイナルステージに進出できませんでしたが、滝音のさすけさんのツッコミとあまり見たことのなかったベルサイユさんのネタが印象に残りました。滝音は今年の「M-1グランプリ」で、ベルサイユさんは「THE W」で台風の目になるのではないかと思います。
【第41回ABCお笑いグランプリ 見逃し配信動画】
見逃し動画の無料配信は放送から1週間なのでお早めにチェックしてくださいね!
【見逃し配信動画】ネタ時間の目安です。
ファーストステージAブロック
(※ABEMATV配信動画33:27あたりから)
出場者(ネタ順)
世間知らズ(漫才)吉本興業
チェリー大作戦(コント) 吉本興業
からし蓮根(漫才) 吉本興業
オズワルド(漫才) 吉本興業
ファーストステージBブロック
(※ABEMATV配信動画00:33:27あたりから)
出場者(ネタ順)
ベルサイユ(ピン芸)松竹芸能
カベポスター(漫才) 吉本興業
コウテイ(漫才) 吉本興業
そいつどいつ(コント) 吉本興業
ファーストステージCブロック
(※ABEMATV配信動画01:32:15あたりから)
出場者(ネタ順)
フタリシズカ(コント)ワタナベエンターテインメント
滝音(漫才) 吉本興業
ビスケットブラザーズ(コント) 吉本興業
さや香(漫才) 吉本興業
◆ファイナルステージ
(※ABEMATV配信動画02:06:05あたりから)
A、B、C各ブロックの勝者3組
本当に全組オモシロかったので配信動画で全編チェックしてみてください!
【小ネタ】霜降り明星・粗品も涙!
「ABCお笑いグランプリ」のエンディングからABEMATV「ABCお笑いグランプリ~最速!最深!新王者を徹底解剖【優勝者特番】」のオープニングでMC霜降り明星の粗品さんが一番かわいがっている後輩・コウテイの下ちゃんの優勝に涙してカミまくりでした。コウテイのこと、そして、粗品さんと下ちゃんの仲の良さがわかる特番なので、興味を持たれた方はチェックしてみてください!
画像引用元:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/BerikuLTHgHpZu
【ABCお笑いグランプリ優勝者特番 見逃し配信動画】
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