朝ドラ「エール」は新型コロナウイルスの影響で収録中断していたため、今週から第一週の再放送がスタートして一休みという感じです。先週 放送の第13週はプリンス佐藤久志とスター御手洗の演技対決で今までで最高潮に盛り上がりをみせました。そこでミュージックティーチャー改めスター御手洗清太郎のキャラクターの実在のモデルについてザックリまとめてみました。
御手洗清太郎(古川雄大)
画像引用元：https://www.nhk.or.jp/yell/cast/mitarai.html
豊橋時代の関内音(二階堂ふみ)に声楽を教えていた音楽の先生、いや、ミュージックティーチャーです。音楽を学ぶためにドイツ留学の経験を持っています。トランスジェンダーであるため、様々なつらい過去を持っており、それを音楽の力で乗り越えてきたという経験をしています。コロンブスレコードの新人発掘オーディションのために上京し、プリンス佐藤久志(山崎育三郎)のライバルとして、レコードデビューが約束された新人歌手の座を争います
◆スター御手洗清太郎の実在のモデルはあの有名人？
関内音(二階堂ふみ)のモデルになった古関裕而の妻・内山金子のミュージックティーチャーを調べてみると2人の人物が浮かび上がってきます。
【候補1】作曲家・小股 久（おまたひさし）
小股久は愛知県で小学校の音楽教師をしながら、作曲家としても活躍しており、童謡や愛知県大府市の「大府音頭」を作曲した人物です。 関内音（二階堂ふみ）のモデル内山(古関)金子は、女学校を卒業した後、名古屋で雑誌の編集者をしながら、小股に歌を習っていたようです。
【候補2】声楽家・ベルトラメリ能子(よしこ)
ベルトラメリ能子は1903年4月生まれ。茨城県出身の声楽家です。東京音楽学校を卒業後、来日していたイタリア人の声楽家アドルフォ・サルコリに師事し、オペラ研究のためにイタリアに留学、ローマでイタリアの詩人アントニオ・ベルトラメリと恋に落ちて結婚。夫との死別後の1931年に一時帰国し、コロムビアの専属歌手となっています。1935年に帰国して鎌倉に住み、1959年には国立音楽大学の専任講師に、1964年には国立音楽大学教授として後進の指導に力を注いでいます。
帝国音楽学校に入学した金子は本格的に声楽の勉強を始めますが妊娠したため退学。そして次女を出産した後、ベルトラメリ能子に師事して本格的に声楽の勉強を再開したようです。
しかし、この2人のミュージックティーチャーにはスター御手洗清太郎のキャラクターとしての要素が足りない気がします。そこで裏読み的な部分からモデルを推察してみました。そこでスター御手洗清太郎のビジュアルとキャラクターの背景からモデルの人物を推測してみました。その結果、導き出されたのが…
【候補3】歌手・丸山明宏さん
画像引用元：https://www.jiji.com/jc/d4?p=miw123&d=d4_hh
1935年5月、長崎に生まれた丸山明宏さんは、オペラ歌手を夢見て1951年の春に国立音楽高等学校に進学のため上京しますが、金融業を営んでいた家業の倒産によって高校を中退することになり、進駐軍のキャンプを廻りながらジャズを歌いプロの歌手としてのスタートを切りました。1952年には銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」と専属契約を結び、国籍・年齢・性別不詳の歌手として売り出されました。1957年にシャンソン「メケ・メケ」を日本語でカバーし、「神武以来の美少年」「シスターボーイ」などと呼ばれ、そのユニセックスなファッションと容貌で人気になりました。当時では珍しく自身が同性愛者であることも週刊誌で告白しています。
丸山明宏って誰？という方もいらっしゃるかもしれませんが…
画像引用元：https://o-miwa.co.jp/
現在の美輪明宏さんです。1971年に本名の丸山明宏から芸名の美輪明宏に改名しています。
ミュージックティーチャー・御手洗清太郎と丸山明宏時代の美輪明宏さんを写真で比べればモデルであることは一目瞭然です。ビジュアル面でここまで寄せる場合、正式なモデルとして発表しないまでもトラブルにならないように内諾は得ているものと推測できます。
画像引用元：https://www.nhk.or.jp/yell/special/interview/23.html
現在のテレビ番組はDVDなどのソフト販売や配信での収益も計算の上で製作が行われるため、法律上は問題がない場合でも、のちにトラブルが起らないように予測できる範囲のケアはしているはずです。
またNHKの「エール 古関裕而の応援歌」という朝ドラに関連する番組で、美輪明宏さんが出身地である長崎を舞台にした古関裕而の名曲「長崎の鐘」についての秘話を語る姿が繰り返し放送されています。関係者に番宣番組に出演してもらい応援してもらうというのはテレビ業界にはよくあることなので、ビジュアル面やキャラクター背景などは丸山明宏時代の美輪明宏さんがモデルである可能性がかなり高いと思います。
つまりスター御手洗は、丸山明宏時代の美輪明宏さんをベースに、音のモデル・金子のミュージックティーチャーとのエピソードをミックスして出来たキャラクターなのではないかと思います。もしかしたら国立音大付属高校に進学した美輪さんと、のちに国立音大の専任講師から教授になるベルトラメリ能子に接点があるかもしれません。
【動画リンク】新人オーディション 御手洗編
【最後に…】
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山崎育三郎さん演じるプリンス佐藤久志との対決で、ハイテンションのキャラクターが強烈な印象を残したミュージックティーチャー改めスター御手洗でしたが、「あさイチ」に出演した古川雄大さんが超イケメンで、ものすごいローテンションの物静かな方で驚きました。「あさイチ」で、古川雄大さんがまた違った形で登場すると予告されていたのでミュージックティーチャーに戻った御手洗のこれからの活躍も楽しみですねー！
※2020年7月5日追加
古川雄大さんの初の書籍「Shine～新時代俳優の全身と前進～」が2020年7月29日に発売されますのでこちらもぜひチェックしてみてください！
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