僕が毎週チェックしている番組、
とんねるずの石橋貴明さんがMCを務める「石橋貴明のたいむとんねる」の神回。
「この名曲の歌詞全部同じ人が作ってます松本隆ってすごい!」完結編まとめ③です。
◆「石橋貴明のたいむとんねる」2020年2月3日(23:00~23:40)放送
「この名曲の歌詞全部同じ人が作ってます松本隆ってすごい!完結編」
MC:石橋貴明 ゲスト:田中裕二 (爆笑問題) 進行:杉原千尋アナウンサー
★「君は天然色」
大瀧詠一/1981年 作曲:大瀧詠一
多数のCMソングに使われている。松本×大瀧の「はっぴいえんど」コンビ
田中「コレでもあの~松本さんが妹さんを亡くされるんですよね。若くして…で、
その頃に大瀧詠一さんから『アルバム出すから作詞をお願い』って言われて、
ショックで妹さんを若くして亡くされて、断ったらしいんですよ。一回。
そしたら大瀧さんが『いいよ。君じゃなきゃダメだから、いつまででも待つ
から。できたらでいいから。でもとにかく、僕は松本さんじゃなきゃアルバムを
出さない』って大瀧さんが言って、それで頼んで。だから3ヶ月ぐらい遅れて
書いた曲らしいんですよ。で、この(歌詞の)
想い出はモノクローム 色を点(つ)けてくれ
もう一度そばに来て はなやいで 美(うるわ)し の Color Girl
っていうのは、亡くされた妹さんのことをイメージして、松本さんは詞を
書いたそうです。つまり亡くされたあと、あまりにもショックで街に行っても
モノクロにしか見えない、街が、渋谷とかなのに。で、こういうイメージで
曲を書いたそうです」
石橋「ハァ~」
★「メイン・テーマ」
薬師丸ひろ子/1984年 作曲:南佳孝
本人主演の同名映画の主題歌。大人と子供の間で揺れる女の心を描く
★「冬のリヴィエラ」
森進一/1982年 作曲:大瀧詠一
演歌歌手が歌う大人のポップス。日本作詞大賞受賞
石橋「リヴィエラなんて、どこだか分かんない!」
田中「どこだか分かんない!どこなのリヴィエラ?」
リヴィエラ(テロップ)
イタリア・フランスの地中海北部の海岸地帯。避暑地として知られている
田中「カッコイイですよね。演歌の人ですからね~。演歌の人に松本隆(作詞)、
大瀧詠一(作曲)っていうコンビが!」
石橋「これをまたチョイスする森進一さんのセンス!」
田中「ねー!」
★「魔女」
小泉今日子/1985年 作曲:筒美京平
松本×筒美のゴールデンコンビの楽曲。複雑な乙女心を巧みに描いた名曲
石橋「ワァワァワァワァワァ!魔女ね」
石橋&田中(VTRを見ながら歌う2人)
「あなたのこと不幸にしてみたいの~だけど~魔女になれないの今夜は~
涙がシトシトながれて~♪」
石橋「オイッ!水割り!水割り飲みたくなってきたよ!」
◆ 松本隆を語る~田中裕二~(テロップ&ナレーション)
松本隆の詞に出てくる女の子は理想の女性像。
男心をくすぐられる。
まるで、あだち充の漫画「タッチ」のヒロイン・南ちゃんみたい!
爆笑問題・田中裕二
田中「コレ松本さんにもあだちさんにも両方ともにチョットなんか…
雑談で言ったことだからコレ!打ち合わせの時に!例えばわかりやすく言うと
みたいな例で!(怒)」
石橋「いい!いい!いいの!そういう思いが」
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石橋「なかなか このセレクションよかった!」
田中「選曲いいでしょ!」
石橋「『魔女』もいい曲なんだよなぁ~」」
田中「『魔女』もいいですよね。この頃はキョンキョンと色々、もう仕事もね」
◆小泉今日子の「なんてったってアイドル」(作詞:秋元康 作曲:筒美京平)制作秘話
石橋「確か『なんてったってアイドル』のYeah!Yeah!Yeah!Yeah!って応えてる声は、
ビクターのスタジオの前にいたキョンキョンの追っかけの男の子たちを、
田村さんってディレクターがビクタースタジオに入れて録ったんですよ!」
田中「ホントに!」
石橋「ええ。キョンキョンやってた田村さんと俺たちは『雨の西麻布』とかビクターで
同じディレクターだった」
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田中「ホントにコレ、筒美京平さんの時もそうですけど、薬師丸ひろ子さんの曲も
松本隆さん、聖子さんの曲も松本隆さんだったら、こっち行っても松本隆かい!
みたいな。こっち来てもやっぱり松本隆かみたいな。もう松本隆から逃れようが
ないですよ!」
石橋「80年代はそういう頃ですよ」
◆松本隆~詞を語る~(テロップ&ナレーション)
「言葉」という骨格にメロディーという肉をつけてくれた作曲家、編曲家、
歌という生命を吹き込んでくれた歌手のみなさんに、心から感謝します。
もしも彼らがいなかったら、ぼくの言葉など紙屑のようなものだった。
松本隆「風街図鑑」より
石橋「(松本さんの詞は)風とか色とかって、そういうイメージは確かに言われると
スゴイ強いよね」
田中「やっぱり、今の時代だとあんまり季節感 問われない曲が多いんですけど」
石橋「そうね。だから今の東京であんまり季節感を感じる風だとか匂いとか
なくなっちゃてんだけど、多分、松本さんが育った時代の港区ってまだ東京には
かなりの色が合ったんでしょうね」
(※タカさんは1961年東京都葛飾区生まれ板橋区成増育ち、爆笑問題・田中さんは
1965年東京都中野区生まれです)
〇エンディング
田中「リスペクトシリーズいいですね」
杉原「ちなみに田中さんはカラオケで何か歌われる曲とかあるんですか?」
田中「いや全部歌います。聖子ちゃんからマッチから」
杉原「ということで!」
石橋「えっ!田中君が?その日芸に入った時の??」
杉原「ハイ!ぜひお願い致します!」
田中「全然いいですよ!」
石橋「嫌がらない!嫌がらない!」
田中「全然嫌じゃないから!」
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田中(フロアの前方に移動しながら)「えっカラオケあるの?カラオケないの??」
石橋「カラオケないの?」
ナレーション
「田中裕二が「ハイティーン・ブギ」をアカペラで熱唱!」
田中「『海辺にバイクを止めて~♪』」
杉原「田中さん、本日はありがとうございました!」 田中「サビはこっから!『お前がのぞーむならー!ツッパリもやめてー!』」
(田中、歌いながらスタジオからはける)
石橋「帰っちゃった!帰っちゃったよ!」
田中「おつかれした!『ハイティーン・ブギ!』」
次回予告
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【まとめた感想】
「石橋貴明のたいむとんねる」リスペクトシリーズではタカさんと爆笑問題・田中さん
から、この番組でしか聴けない話がたくさん飛び出すエピソードの宝庫で、とても楽しい企画だと思います。
歴史的な名曲を振り返る音楽企画なので、そもそも曲を知らない若者には響かないかもしれませんが、大人が楽しめる情報バラエティ番組の企画としてリスペクトシリーズは
続けて欲しいですね。
※追記
「石橋貴明のたいむとんねる」2020年2月10日の放送のエンディングで、
【近日公開 筒美京平・松本隆に続く
リスペクトシリーズ第3弾「日本人の誰もが知ってるスポーツの名曲たち
作ったのは同じ作曲家」】という予告がありました。
巨人の球団歌「闘魂こめて」や阪神タイガースの球団歌「六甲おろし」、夏
の甲子園の歌「栄冠は君に輝く」などを作曲した古関裕而さんの特集のようです。
「六甲おろし」のオマリーバージョン聴けるかな?楽しみですね!
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