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【まとめ】② AbemaTV 「 最終回 直前 前夜祭『 映像研には手を出すな! 』をご覧じろ !」で語られた伊藤沙莉が涙した理由とは?

 

 

アニメ『映像研には手を出すな!』の最終回を前にAbemaTVで出演者、スタッフによる前夜祭が生放送で行われました。

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画像引用元:https://abema.tv/channels/abema-anime-2/slots/CAAwf2Y5a6BWko

「最終回直前・前夜祭! TVアニメ『映像研には手を出すな!』を御覧じろ!」

 AbemaTV2 (3月21日(土) 21:45〜22:45放送)

 

【出演】

司会:鶴岡 信哉プロデューサー(ワーナー ブラザーズ ジャパン)

ゲスト:浅草みどり 役:伊藤 沙莉/金森さやか 役:田村 睦心/「映像研には手を出すな!」原作:大童 澄瞳/坂田 淳プロデューサー(NHKエンタープライズ)

 

 

◆「ここが我の最強ポイントDA!!」

このコーナーはアニメ『映像研には手を出すな!』の1話~11話の中から、いくつかのシーンをまとめた映像を3本用意。どうしても語りたいシーンを札をあげて、そのシーンについて熱く語っていくというコーナーです。

※番組の中で語られたエピソードから厳選してまとめていきます。

 

VTR1(1~4話)

◆VTR(1話冒頭の映像)

大童&坂田「ハイ!」

 

鶴岡「もう挙がりました」

 

田村「ビックリした!ビックリした!」

 

伊藤「もう?ウォーって(2人が札をあげた)」

 

坂田「1話の冒頭なんですけど、これ漫画の方と始め方、違うんですよ」

 

大童「そうですね。違いますねハイハイハイ」

 

坂田「本当は先にそもそもここから描き始めるつもりだったんですよね」

 

大童「そうですね。一番最初の引っ越してくるシーン。浅草氏が引っ越してくるシーンですけど、あそこは一番最初に僕が、ネームっていう、漫画連載する時の一番最初の段階で引っ越してくるシーンから描き始めようと思ってました。それは映像をイメージして僕が描き始めたので、漫画を描いた経験が少なかったので、映像のイメージメインで作ってたんですよね。そこでああゆう引っ越してくるシーンからが導入ではいいんじゃないかと思ったんですけど、でも漫画の時はもうちょっとキャッチーなドーン!というキャラクターから始まったほうが良いって助言を受けて、ちょっと変えたんですけど」

 

田村「なるほど!」

 

伊藤「そうだったんだ!」

 

◆VTR(子供の頃の浅草氏のシーン)

 

鶴岡「子供の時の浅草って、ちょっとあとで録ったんですよね」

 

伊藤「ちょっとあとで録りました。1話録ったあとで」

 

鶴岡「これは音響監督が先に高校生の浅草を固めてから録ったほうがやりやすいだろうってことで」

 

 

◆VTR(芝浜高校の職員室が元プールというシーン)

伊藤「職員室!ハイ!しゃべりたいんだよ私。ここ私、結構、感動したんですよね。職員室がプールなんですよね。コレどうやって考えたら、こうゆうことになるのって思うんですけどスゴイですよね」

 

坂井「原作が面白いんで技術のスタッフで色々アイデア出し合って、いつの間にかこういうものが出来ていたっていう」

 

伊藤「スゴイですよね」

 

 

 

◆VTR(浅草氏が「タヌキだ、タヌキだ~♪」と踊るシーン)

伊藤&田村「ハイ!ハイ!ハイ!」

 

鶴岡「これはもうホント!伊藤さんに聞かないとね」

 

大童「いやすばらしい!」

 

鶴岡「いやすばらしかったですね。これはアドリブですよね?」

 

伊藤「これはアドリブです。完全に。『タヌキだ、タヌキだ~♪』ってやつは完全に。『ふざけていいです』って言われたから、ふざけました(笑)」

 

鶴岡「本当に面白くてブースのこっち側、全員笑ってました。木村音響監督メチャクチャ笑ってたんですよ」

 

田村「これパッと出てくるのスゴイですよね」

 

伊藤「でも実はこれ、水崎氏も1回一緒にやってくれたんですよ。『ポンポコポンポコ』ってやってたんですけど、『水崎氏はもうちょっと冷静でいて』って言われて、じゃあ『宴だ!宴だ!』って言うことになったんですよ」

 

VTR2(5~8話)

◆VTR(空調管理部のシーン)

 

伊藤「これなんのことかと思いましたよね」

 

大童「これ止めときましょう!このシーンは最高に良い!良いぐらいしか言えないんですけど。空調管理部これは、アニメ版オリジナルの部活ですけど、ここホント好きですね」

 

田村「いや空調管理がですね、なんだろ、愚かですよね」

 

伊藤「弱味にぎられて」

 

 

◆VTR(文化祭のステージでエイの形をした服を着て司会をする水崎氏)

 

鶴岡「この水崎の服、私服なんですよね」

 

大童「そうです」

 

田村「えっ!」

 

鶴岡「文化祭のためにコスプレしてるわけではなくて」

 

田村「そうなんですか?」

 

鶴岡「そうなんです」

 

伊藤「モデルなのに?!」

 

坂田「割に早い段階で、あれはコスプレではなくて変な私服ですって大童さん言ってましたよね」

 

大童「あれはアニメ化発表前から言ってたと思います」

 

 

VTR3(9~11話)

◆VTR(フルーツ担々麺の店が傾いてるシーン)

※傾いているのを表現するには水が重要な要素という話~

鶴岡「フルーツ担々麺は食べたことはありますか?」

 

田村「私、パイナップルラーメンだったらあります」

 

大童「実在するの?」

 

田村「そういうの食べてやったんじゃないんですか?」

 

坂田「そうそう、あれ湯浅さんがカレーも大好きだけどラーメンも好きで、そうゆう店があるって言って」

 

田村「そうそうあるんですよ。結構、美味しいんですよ」

 

※ちなみに西荻にあったパイナップルラーメンの店パパパパパインは現在、町田市に移転しています。

 

 

【伊藤沙莉がオンエアを観て涙した理由とは?】

◆VTR9話(浅草氏が覚醒するシーン)

 

全員「ハイ!ハイ!ハイ!」

 

鶴岡「ストップストップ!これはもう伊藤さんでしょう」

 

伊藤「これはだって私、浅草氏のお話をいただいて、スグ声を確かめたいからって言って、声合わせに行った時に、それこそ大童さんともお会いして、それで声を確かめるために初めて浅草氏として、セリフを言わせていただいたシーン!」

 

田村「ここなの?!」

 

伊藤「ここ!」

 

大童「一番最初にテストみたいな段階でそう、このカットは」

 

田村「えっ!スゴイ難しいところを」

 

伊藤「初めて言ったセリフがSEっていう。ウィーンガチャン!とかいうのをひたすらにやらされて、もう何が何だか自分でもわからない状態になったんで、これをオンエアで観た日はちょっと泣きました。やっと放送されてなんか…」

 

田村「私、これ台本で見た時はマジでわけがわからん!何だこれ?どうやるんだ?って思った時に、一発で決めるから、『天才かよ!』って思っていたんです。実際、天才だと思うんですけど」

 

伊藤「いやいや!」

 

鶴岡「それは間違いない」

 

田村「そういう話があったんですね」

 

伊藤「そうなんです。覚醒のところだから、そん時と思い入れ違うし、録る時。ここはもう本当に大好きですね」

 

 

◆VTR10話(自転車のシーン)

坂井「ハイ!」

 

鶴岡「これはみなさんねtwitterでも言ってましたけどね」

 

坂井「でも、この煙と火花の再現度は、ものスゴイ高い」

 

大童「高いですね。エフェクトの再現度がものスゴイ!」

 

鶴岡「歴代『AKIRA』オマージュの中でもかなりレベルが高い」

 

大童「かなり忠実に」

 

坂井「金田と金森、で(自転車が)赤いって」

 

田村「なるほど!」

 

大童「ちゃんとかけてるんですね」

 

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 ◆最終回の映像

大童「ここはアニメのオリジナル展開ですから原作読んでもわかんないですよ」

 

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◆質問コーナー

視聴者から寄せられた質問に答えるコーナー(省略)

 

◆原作情報

「映像研には手を出すな!」第1~5巻発売中

 

◆音楽情報

オープニングテーマ

chelmico「EASY BREEZY」

 

エンディングテーマ

神様、僕は気づいてしまった「名前のない青」

 

 

◆パッケージ情報

アニメ「映像研には手を出すな!」Blu-ray COMPLETE BOX 2020年6月24日発売

 

◆放送情報

いよいよ、最終回…

明日3月22日(日)

NHK総合 深夜24:10~(関西地方は24:45~)

 

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◆エンディング

 

鶴岡「大童先生、締めの一言を」

 

大童「原作の再現度が高いってこともありますけど、原作とはまた違うテイストですばらしいものを作られているので、本当に最高のアニメーションができて、すごいうれしいですね。僕も観たことがないものがたくさん含まれているので」

 

田村「アニメにずっと携わらせてもらっていながらも、結構知らないところが一杯あって、各セクションのプロデューサーであるとか、絵を描いている人がどうゆう風に動きとかを描いているだとか、結構、全然知らなかったなって。それを『映像研』っていう作品で観て、女子高生たちが自分たちの持てる全力の力以上のものを使って、発揮してるのが本当にカッコ良くて、なんか改めて、こういう作品に係わらせて頂いて本当にうれしかったなって思います。もうね最終回っていうのが本当ね、スゴイ悲しいんですけど、ぜひBlu-rayを買っていただいて次につなげていきたい。2期に期待!みたいな。もしくは劇場版とかでもね。」

 

大童「あるといいな!」

 

田村「そうなんですよ!スゴイやりたい気持ち、私たちメッチャあるんで!」

 

伊藤「メッチャクチャあります!」

 

田村「今後ともよろしくお願いします!」

 

鶴岡「伊藤さん」

 

伊藤「ハイ、そうですね。なんかお仕事させていただいて、こんな、ご褒美いただいていいのかなって言えるぐらいの、本当に幸せな時間でしたし、この作品に携われたことが本当に何かありがたかったし、宝物なので、ホントBlu-ray買っていただいたりして。何か無理やり言ってるわけじゃないんですけど、そうやって、みんなで共感して、広めてって欲しいなって思います。まだ観れてないから最終回も楽しみですし、最強の世界をみんなで見届けられたらいいなと思います。よろしくお願いします」

 

鶴岡「というわけでお時間がきてしまいましたので、本日はこちらで終了となります。テレビアニメ『映像研には手を出すな!』最終回「芝浜UFO大戦」は明日24時10分、NHK総合にて放送となります」

 

大童「明日なんですね」

 

鶴岡「そうなんです。明日、終わっちゃうんですよ」

 

伊藤「えーもうやだ苦しい!」

 

田村「日曜日、何を楽しみに生きていけばいいのかわかんない!?」

 

鶴岡「何か『映像研』の話するといつも泣いちゃうみたいになるんですけど」

 

伊藤「泣いちゃう!最近、取材で泣きそうになって引かれるんですよね。取材の人に『わっ泣いてるコイツ』って」

 

鶴岡「皆さんの愛が溢れている作品ですので、お見逃しなく!ということで最後までご視聴ありがとうございました。ではまた会いましょう!さようなら!」

 

伊藤「バイバイ!」

 

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「映像研には手を出すな!」前夜祭は、出演者からもスタッフからも、そして、ファンからも愛されている作品だというエピソードが満載でした。アニメ本編はついに最終回を迎えますが、物語は果たして、どんな結末が待っているのでしょうか?

「映像研には手を出すな!」最終回からも目が離せません!

 

www.tvwritter.com

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